2020/7/29
コロナ離婚と言う言葉がありますが,婚姻関係に限らず身近な親しい人やパートナー・友人との関係がギスギスしてしまう人は多いと思います
コロナでなぜ関係が悪くなるのか,特に考えずに過ごしてきましたが…
ひとつだけ,「これは原因たりえるのではないか」と思ったことがあります
それは,「外出可否の基準のズレ」ではないかと
今は緊急事態宣言時にくらべ,外出者が圧倒的に増えています.
最低限の買い物以外の外出をきっちり辞めている人もいるし,人混みを避ける方法を探りながらお出かけしている人もいるし,ガンガン外出しているゴミもいるし
その辺の正義については特に何も言いませんが
その正義のサジ加減が人によって違っているからこそ,すれ違ってしまうことはあるのではないでしょうか
「人が少ない早い時間に行こう」 「休日は混むから平日昼間にしよう」 「最近かなり混雑してるらしいから諦めよう」
などなど,注釈をつけて行動を決めることはかなり増えたと思います.それ自体も結構ストレスですよね.
仮にAさんが「買い物に行きたい」と言い出したとして
それに対してパートナーのBさんが「いや,混雑してるだろうしやめよう」と慎重派な返答をしたとします
どっちが正しい正しくない以前に,Aさんはいい気分はしませんよね
「それくらい別にいいじゃん」と憎々しく思うか,「確かにその通りだな」と素直に納得するかの違いはありますが
そしてまた別の機会に,Bさんが「買い物に行きたい」と言い出したとします.
慎重なBさんなりにプランを立てて,「これなら大丈夫かな」と結論づけたのでしょう.
しかしAさんは,過去のことがあるので
「え,でもこの前行かなかったじゃん」って思ってしまうことは十分にあり得ます.仮に口にしないとしても.
もしかしたら,Bさんは「なぜ今回は大丈夫と判断したか」を説明しなければなりません. 当然,前回NGで今回OKな理由ははっきりさせておいた方がまだマシでしょう.
そうするとBさんは買い物ひとつとってもいくつかの段階を経る必要があり,それを相手にも説明する必要があり,場合によっては相手の納得が得られずギスギスしてしまうかもしれません.
できればどんどんお出かけしたいAさん,できれば慎重に過ごしたいBさん
どちらが正しいかはわかりません
TPOによるものでもあるけど,問題なのは両者の判断基準の違いです
なので,ちょっとした会話で少しモヤッとすることが起き,それが重なり,お互い疲弊してしまうのではないでしょうか
なので,いつも以上にコミュニケーションには気をつけなければなりません
一つの判断を下す上でのストレスが増えてしんどい時期ですが,それは相手も同じことです
ただのわがままではなく,相手もちゃんと考えているのであれば,ちゃんと聞いてあげなければなりません
その上で自分の考えも話す
親しい関係だからこそ,そこをサボってはならないのでは.
途中でふてくされたくなることもあるかもしれないけど,グッと堪える
徹底的にすり合わせる
もはやコロナ関係なく,人との関係の中で気をつけたいものです